Roll Manufacturing Process

ロール製造工程

Roll Manufacturing Process

ロール製造工程について

原材料の調達から鋳造、加工、検査、出荷まで自社一貫体制での品質管理を実現。

鋳造と鍛造を駆使し、精密な加工を経て高品質な圧延用ロールを製造いたします。様々な金属製品を生み出すお客様の製造条件に最適な圧延用ロールを、社内一貫体制で提供しています。

Roll Main Process

主要工程

成型

鋳物の型である「鋳型」の準備工程です。鋳型の種類は砂型・金型があり、圧延時に鋼材に触れる「胴部」は金型、強度を要する「軸部」には砂型を使用しています。

設備

成型砂用ミキサー2台(※2025年4月現在)

溶解

原料を誘導炉で溶かし「溶湯」を製造する工程です。
製品の性能を決める重要工程のため、材料・成分・温度・時間等を厳密に管理しています。

設備

30t低周波炉 1基、15t低周波誘導炉1基、3t高周波誘導炉2基、発光分析装置 1台(※2025年4月現在)

鋳造

「溶湯」を鋳型に注入する工程です。
不純物を製品内に残留させないように適切な温度・鋳造速度等を管理しています。

設備

横型遠心鋳造機 1台、傾斜可変式遠心鋳造機 1台(※2025年4月現在)

熱処理

熱処理により製品の性能向上を図る工程です。
当社独自の熱処理「SIP」を実施することで、組織を緻密化して各種性能を向上。遠心ハイスは当社独自熱処理「DH」を実施し、胴部のみの高硬度化を実現します。

設備

熱処理炉 7基、DH炉 1台(※2025年4月現在)

加工

製品形状への加工工程です。材質・硬度により適切な工具を選定することでμmオーダーでの加工を実現します。

設備

NCロール旋盤 14台、円筒研削盤 3台、横中ぐり盤 2台、五面加工機 2台(※2025年4月現在)

検査

製品の出荷・工程内検査工程です。
仕様・基準を満たす良品のみを次の工程へ進めます。

検査項目

寸法測定、超音波探傷試験(自動超音波探傷装置2025年導入予定)、磁粉探傷試験、ショア硬さ試験(D型)、ミクロ組織観察